EL DULCE ORIGENCacao de Origen
ナシオナル・アリバ・石臼挽き

セレモニアルカカオ業務用卸:エクアドル産100%ピュアペースト

El Dulce Origenのセレモニアルカカオは、砂糖も添加物も加えない100%カカオのペーストです。エクアドル産のファインアロマ豆をカヤンベで石臼によりゆっくり挽いています。その特徴と、そうでない点、そして業務用として購入する方法をまとめました。

セレモニアルカカオ業務用卸:エクアドル産100%ピュアペースト
目次
  1. 01セレモニアルカカオとは
  2. 02当社のセレモニアルカカオペーストの製法
  3. 03セレモニアルカカオは「生(ロー)」なのか
  4. 04業務用セレモニアルカカオの購入:形状、MOQ、納期
  5. 05品質と書類:確認できること
  6. 06自社ブランドのセレモニアルカカオ
  7. 07セレモニアルカカオのトレーサビリティとEUDR

セレモニアルカカオとは

セレモニアルカカオとは、純粋なカカオペーストのことです。発酵・乾燥させたカカオ豆の殻を取り除き、固形のマスになるまで挽いたもので、天然の脂肪分(カカオバター約52〜54%)をすべて保持しています。チョコレートと違い、砂糖、乳、レシチン、香料は一切加えません。カカオパウダーと違い、圧搾しないためカカオバターはペーストの中に残ります。お湯に溶かして、カカオセレモニーやリトリート、瞑想の場で提供される飲み物のベースになります。

はっきりお伝えしておくべき点があります。「セレモニアル」は公的な名称でも認証された等級でもありません。あくまで用途を表す言葉です。同じ名前で売られているペーストでも中身は大きく異なり、その違いは技術仕様書で確認できます。品種、発酵、挽きの細かさ、脂肪分、そしてロットの分析結果です。当社のセレモニアルカカオを他の製品と比べる際は、ぜひこれらの項目で比較してください。

業務用の需要は主に三つのタイプから寄せられます。自社ブランドでペーストを販売するウェルネスブランド、小売向けに扱う卸・専門店、そして定期的にセレモニーを行い、ロットごとに品質が安定した原料を必要とするファシリテーターです。いずれにとっても重要なのは「どこで買えるか」だけではなく、「原産地、組成、安全性を書類で示せる原料をどう調達するか」です。

当社のセレモニアルカカオペーストの製法

  • 品種:ファインアロマのナシオナル・アリバ種とバラオ種のみ。高収量品種のCCN-51はセレモニアルペーストには使用しません。
  • 産地:マナビ、エスメラルダス、ピチンチャの3州にある約100の提携農園。再生型の農業プロトコル(チャクラ方式、多様な樹木、バイオ肥料)に沿って栽培しています。
  • 収穫後処理:木箱での発酵と天日乾燥を行い、加工場へ運ぶ前に最終水分を確認します。
  • 製粉:花崗岩の石臼でゆっくり挽きます。豆の中心温度は約45°Cに保ち、外側は食品安全のため事前に殺菌(パスチャライズ)します。
  • 組成:カカオ100%。砂糖、乳化剤、脂肪分の規格調整は一切ありません。

豆の外側の殺菌は、マーケティング上の演出ではなく、義務づけられた衛生工程です。農園で発酵・乾燥させた豆には微生物が付着しており、それを有意に減らせるのは加熱工程だけです。そのため当社は「低温挽き」や「一定温度を決して超えない」といった約束はしません。実際の工程は、殺菌した外側と、約45°Cに保たれた中心部の組み合わせです。

石臼でゆっくり挽くことで、乳化剤を加えなくてもお湯によく溶ける濃厚なペーストになります。チョコレートの精製やコンチング向けに作られる工業用カカオマス(カカオリカー)とは原料こそ同じですが、品種の選別、挽く速度、規格調整をしない点で用途が異なります。技術的な詳細はカカオリカーとセレモニアルペーストの違いと、ペーストの職人的製法をご覧ください。

セレモニアルカカオは「生(ロー)」なのか

セレモニアルカカオを「生カカオ」と結びつける販売例は多く見られます。当社のペーストについての答えは「いいえ」であり、サンプルをお送りする前にその点を明記しています。約45°C未満では微生物の量は有意に減少せず、本当に未処理のペーストは、輸入時の衛生検査で不合格となるリスクを輸入者に負わせます。当社の工程では豆の外側を殺菌し、製粉中は中心温度を約45°Cに保つことで、天然の脂肪分と香り成分の多くを残しつつ、生の製品であるとは謳いません。

仕様書でラベルに「生」の表記が必須であれば、当社のペーストは該当しません。砂糖・添加物・アルカリ処理・圧搾がないことが条件であれば、すべて満たしています。

業務用セレモニアルカカオの購入:形状、MOQ、納期

  • 500gブロック:メタライズドPET袋入り。小売用の再包装やカットに適しています。
  • 3.5〜4.5gのバイト:2.5kg袋入り。ナイフを使わずにセレモニーの分量を計量できます。
  • 最小発注数量:純粋なペースト250kg。
  • 技術サンプル:1〜5kg。風味、質感、書類を確認するため、案件ごとに検討します。
  • インコタームズ:海上輸送はFOBグアヤキル、航空輸送はFOBキト。運賃と保険はお客様のご負担です。
  • 納期:生産量に限りがあるため、形状と収穫時期に応じて発注ごとに確認します。

業務用のセレモニアルカカオは、店頭商品ではなく原料として購入するものです。価格は数量、形状、インコタームズによって決まり、発注時に確定します。初めての取引で最も確実な流れは、技術仕様書の確認、サンプル、社内評価、そして250kgからの初回発注です。各段階の詳細はセレモニアルカカオ卸売の購入ガイドにまとめています。

品質と書類:確認できること

各ロットには技術仕様書が付きます。加工場はFDA登録を有し、適正製造規範(GMP)の継続的なモニタリングのもとで運営されています。ラボ分析は出荷ごとに自動で付くものではなく、ご依頼に応じて、費用はお客様のご負担で認定ラボに依頼します。

  • カドミウムと重金属(ICP-MS)。EU規則(EU)2023/915は最終製品の最大基準値を定めており、たとえばカカオ固形分50%以上のチョコレートは0.80mg/kg、最終消費者向けのカカオパウダーは0.60mg/kgです。原料にこれらの基準値がどう関わるかは低カドミウムカカオのページで解説しています。
  • 微生物検査(サルモネラ、大腸菌、酵母・カビ)を仕向地の要件に合わせて実施します。
  • 残留農薬もご依頼に応じて分析します。

ラボの結果は分析依頼から15〜20日で届きます。サンプルは技術仕様書とともに先に発送し、報告書は届き次第お送りできます。認証については、現在有効な有機認証を保有していません。提携農園はアグロエコロジーの手法で栽培していますが、製品を有機として表示することはできません。

自社ブランドのセレモニアルカカオ

プライベートブランドにも対応します。標準の形状は上記の500gブロックとバイトで、特殊な形状、刻印、貴社ブランドでの包装は、形状と数量が決まった段階でお見積もりします。立ち上げ段階のブランドであれば、まず標準形状で需要を確かめてから、専用の型やパッケージに投資するのが堅実です。手順は自社のセレモニアルカカオブランドの作り方で解説しています。

商品ページやワークショップ向けには、エンドユーザーに役立つ二つの記事があります。セレモニアルカカオの基本レシピと、用量と準備法のガイドです。いずれも説明のための情報であり、医療上の助言や、各市場の健康強調表示のルールに代わるものではありません。

セレモニアルカカオのトレーサビリティとEUDR

カカオペーストは、森林破壊防止に関する規則(EU)2023/1115の対象製品(HSコード1801〜1806)に含まれます。規則(EU)2025/2650による改正後、主な義務は2026年12月30日から適用され、2024年12月31日までに設立された自然人および零細・小規模事業者については2027年6月30日から適用されます。EU向けの輸入者には、原産地の区画の位置情報とデューデリジェンス声明が求められます。

当社のペーストは、ロットごとに原料の提携農園までさかのぼることができます。適用中の日程と輸出者が用意すべき書類はEUDR対応ガイドに、製品の仕様はセレモニアルカカオペーストの技術ページにまとめています。

関連製品

セレモニアルペースト

1〜5kgのサンプルのご請求、または工場直送のコンテナ単位のお見積もりを承ります。

専門ガイドとリソース

よくあるご質問

セレモニアルカカオの業務用最小発注数量はどれくらいですか?

商業上の最小発注数量(MOQ)は純粋なペースト250kgです。初回発注前の品質確認として、1〜5kgの技術サンプルを案件ごとに検討します。

このセレモニアルカカオは生(ロー)ですか?

いいえ。食品安全のため豆の外側を殺菌(パスチャライズ)し、製粉中の豆の中心温度は約45°Cです。生のペーストは販売しておらず、サンプルの前にその点をお伝えしています。

有機認証は取得していますか?

いいえ。現在、有効な有機認証は保有していません。提携農園はアグロエコロジーの手法で栽培していますが、製品を有機として表示することはできません。

どのような形状で納品されますか?

メタライズドPET袋入りの500gブロック、または2.5kg袋入りの3.5〜4.5gのバイトです。特殊な形状や貴社ブランドでの包装は、形状と数量が決まった段階でお見積もりします。

ロットのカドミウム分析は依頼できますか?

はい。ご依頼に応じて、費用はお客様のご負担で、認定ラボ(ICP-MS)にて実施します。結果は15〜20日で届きます。サンプルは技術仕様書とともに先に発送し、報告書は後からお送りできます。